日向坂46が17日、18日と東京・有明アリーナにてクリスマスライブ「ひなくり2022」を開催。18日に開催された2日目の公演で、二期生・宮田愛萌がファンおひさまに向けて卒業の挨拶をした。


お馴染みの『Overture』がかかり、会場のモニターサンタクロース姿のメンバーが次々と映し出されると、準備万端のおひさまリズムに合わせてサイリウムを大きく振る。画面ではクリスマスパーティを楽しむメンバーたちがツリーへ飾り付けを行っていく。その後、クリスマスカラーである赤と緑のライトが点滅し、ステージメンバーが姿を現した。


1曲目は最新シングル齊藤京子センターポジションを務める『月と星が踊るMidnight』。白とブラウンのシックな衣装で登場したメンバーが同曲を力強く歌い上げると、続けて小坂菜緒センターに『青春の馬』をパフォーマンス。さらに『ときめき草』、『アディショナルタイム』と畳み掛け、序盤から会場を熱気で包んだ。


MCではキャプテン佐々木久美が「こんなにたくさんの方とクリスマスを一緒に過ごせるのはうれしいですね」とにっこり。その上で「メンバーの影山(優佳)がお休みになってしまうんですけれども、33人分の気持ちで、今日も頑張ってまいります」と耳の不調により「ひなくり2022」欠席の影山に触れ、気持ちはひとつにこの日を盛り上げることを誓った。


丹生明里は大好きな『ドラゴンボール』から、必殺技かめはめ波」を披露。一度、サイリウムを消灯したおひさまは、丹生の「かめはめ波ー!」の発声に合わせて、ステージに近い席から徐々に水色のサイリウムを点灯し、技を表現。丹生は「パワーいただきました!頑張ります!」と大満足だった。



潮紗理菜、加藤史帆、齊藤京子佐々木久美、高本彩花からなる、通称“りまちゃんちっく”の『ママのドレス』、そこへ佐々木美玲、東村芽依、高瀬愛奈を加えた一期生による『My god』の後には、松田好花、富田鈴花の“花ちゃんズ”が『ジングルベル』を弾き語り。続いて、二期生楽曲『世界にはThank you!が溢れている』、三期生楽曲『Right?』と、期生曲の連発でチームワーク抜群なパフォーマンスを披露した。


9曲目には右腕を肩まで露出したブラックドレス姿の齊藤がソロ曲『孤独な瞬間』を堂々と歌い上げる。直後、フレッシュな四期生が齊藤とは対照的な純白の衣装で『ブルーベリー&ラズベリー』をキュートに歌い、今度は一期生から三期生までの先輩メンバーたちと交代し、キャッチーなサウンドの『一生一度の夏』。グループの幅の広さを見せつけた。


この日、2回目のMCで佐々木久美は「昨日ここで発表させていただいたんですけれども、なんと四期生の『おもてなし会』が2月の11日と12日に決定しました!」と再発表。四期生・宮地すみれは「『Happy Smile Tour』から初めてステージに立たせていただいて、私を含め、四期生もだんだんと『おもてなし会』をやりたいねという話が出てきたりしていて。昨日、『ひなくり』で開催されることが発表されて、四期生生へのクリスマスプレゼントをいただけたような思いで、心からうれしかったです」と歓喜した。


富田、高本、山口陽世らのおひさまへの振り付けレクチャーの後に歌唱した『HEY!OHISAMA!』は『月と星が踊るMidnight』の収録曲。短いレクチャーでもすぐに覚えられる楽しい振り付けで、メンバーおひさまは一体となった。そして『君しか勝たん』、『ドレミソラシド』、『誰よりも高く跳べ!2020』、『キツネ』とライブの定番曲が続き、この日の盛り上がりは最高潮に達する。7thシングル『僕なんか』収録曲の『知らないうちに愛されていた』で本編は終了となった。


アンコールを受けて、Tシャツスカート姿で再登場したメンバーデビュー曲『キュン』を披露。楽曲中にセンターの小坂が放つ「可愛い」「好きだよ」のセリフで、おひさまたちのハートが射抜かれた。


MCで佐々木久美からコメントを求められた四期生の山下葉留花は「本当にすっごく幸せな時間でした。ありがとうございました!」と笑顔。続けて「去年、私、おひさまとして配信を見ていたんです。今、自分がこうやって日向坂46に加入できて、この『ひなくり』のステージに立たせていただいていることが夢のようです」と目を輝かせた。佐々木久美に「ひなのちゃん、どうですか」と聞かれた三期生・上村ひなのは、四期生について「ひなのちゃんとか三期生にとっては初めての後輩になるんですけど、みんなご覧の通りめっちゃかわいくて、内面までめっちゃかわいい子たちなので、たっぷりかわいがりたいなって思います」と目を細めた。


ここで、佐々木久美が「今日はまだここに出ていないメンバーがいますね。ちょっとみんなで呼びましょうか」と日向坂46からの卒業を発表していた宮田愛萌を呼び込む。黒のドレスを着用した宮田は「ごきげんよう」と優雅に姿を見せた。メンバーは宮田を残して一度ステージから離れ、宮田は「9月ぐらいかな。卒業発表をさせていただいて、今日まで、ライブとかは体調の都合で出られないこととかが多くて、みんなに会えないのは残念だなと思って」と心境を口にし始めた。


宮田は「これは卒業後のご挨拶ということになっていて。最初からずっと応援してくださるファンの皆様とかがいるのに、卒業セレモニーとかをできないアイドルでごめんねって言おうと思ってたんです」と吐露。その一方で、この日の挨拶のためにドレスを用意してくれたスタッフや、その姿を見て「きれいだよ」と伝えたメンバーたちに感謝し、「そんな中でみんなにごめんねっていうのも違うのかなと思って、応援してくれたみんなに、今日は本当にいっぱいの感謝を伝えたいなと思って、ここに立ちました」と伝えた。


また宮田は、学生とアイドルとの両立に悩んでいた時に、元メンバーの柿崎芽実に共感してもらえたこと、同じく元メンバーの井口眞緒に気にかけてもらえたことを明かし、佐々木久美には卒業にあたって相談に乗ってもらっていたことを打ち明け、おひさまには「みんなのことが本当に大好きで、一生忘れない。みんなになにか私のかけらがちょっとでも残ったらいいなっていうのはすごく思います」「みんなの存在が私の頑張る意味になってたと思います」と告げた。そして宮田のもとに二期生メンバーが集まると、メンバーたちは宮田との過ごした日々を振り返る。河田陽菜は、宮田と濱岸ひよりとのけやき坂46時代のユニット曲『割れないシャボン玉』の思い出を口にして涙ぐみ、「今考えるとこの3人ってすごい不思議。けどすごい愛萌がしっかりまとめてくれて楽しかったね」と語った。


急きょ、二期生で歌を歌うことを提案された宮田は「全然台本にないんだけど」と動揺しながらも、「私推しメン、明里なの。オーディションの時から実は推してて」と打ち明け、4thシングル『ソンナコトナイヨ』へ収録されている丹生明里センター曲『君のため何ができるだろう』をリクエスト。宮田を中心にした二期生メンバーで同曲をアカペラで歌うと、宮田も目頭を熱くさせた。


次に一期生、三期生もステージに再登場。佐々木久美は「二期生みんなで歌っているのを見たら泣けてきちゃった」と声を震わせ、「最後にきれいなドレス姿も見れて、カゲはいないけど、みんなで送り出すことが出来て、良かったなと思いました。本当にありがとう、愛萌」と伝えると、宮田は「本当にやめてください、泣いちゃう」と天を仰いだ。


最後に宮田がとびっきりのぶりっ子で「それでは聞いてください、『JOYFUL LOVE』」と曲振りをすると、サイリウムによって虹色に彩られた会場で一同は同曲を歌唱。「ひなくり2022」は幕を下ろした。


日向坂46「ひなくり2022」2日目セットリストは以下の通り。


M1.月と星が踊るMidnight

M2.青春の馬

M3.ときめき草

M4.アディショナルタイム

M5.ママのドレス

M6.My god

M7.世界にはThank you!が溢れている

M8.Right?

M9.孤独な瞬間

M10.ブルーベリー&ラズベリー

M11.一生一度の夏

M12.HEY!OHISAMA!

M13.君しか勝たん

M14.ドレミソラシド

M15.誰よりも高く跳べ!2020

M16.キツネ

M17.知らないうちに愛されていた

EN1.キュン

EN2.JOYFUL LOVE


PHOTO:上山陽介

ドワンゴジェイピーnews


(出典 news.nicovideo.jp)

宮田 愛萌(みやた まなも、1998年〈平成10年〉4月28日 - )は、日本のタレントであり、女性アイドルグループ・日向坂46のメンバーである。東京都出身。身長159.3 cm。國學院大學文学部卒業。 2017年8月15日、「けやき坂46 追加メンバーオーディション」の合格が発表され、けやき坂46の2期生となる。…
32キロバイト (4,351 語) - 2022年12月18日 (日) 12:41


体調が落ち着いたら戻ってきてほしいとの声が多いですね

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