映画と舞台を連動させたプロジェクト“東映ムビ×ステ”第2弾として製作され、2020年に劇場公開された『死神遣いの事件帖-傀儡夜曲-』。江戸で探偵兼死神遣いでもある主人公・久坂幻士郎が、契約関係にある死神・十蘭と共に怪事件に挑む物語だ。そしてこの度、その待望の続編となる『死神遣いの事件帖-月花奇譚-』が公開中だ。

本作で記憶を失ったヒロイン・ハナを演じるのが、乃木坂46の4期生として活躍する清宮レイ。グループでは随一の元気キャラとして知られる彼女だが、かねてより“演技”への興味を公言。2021年には皆川猿時、荒川良々らと大人計画の舞台に立ち、今春にはジャルジャル前田敦子らと空港を貸し切っての生配信演劇に挑むなど、手練れたちの中で経験を積んできた。そんな彼女に、念願の映画初出演となった本作について、率直な想いを語ってもらった。

“できるならやってみて”が増えることが嬉しかった

――映画『死神遣いの事件帖-月花奇譚-』の出演が決まったときの心境を教えてください。

清宮 ずっとお芝居のお仕事がしたかったのですごく嬉しかったです。しかも、映画でヒロインを任せていただけると聞いて、自分では“大丈夫かな?”という不安もありましたが、それ以上にワクワクしたのを覚えています。もともとあまりプレッシャーなどを感じるタイプではないので、撮影が始まるのがすごく楽しみでした。

――演じた“ハナ”という役どころに関して、どんな印象を受けましたか?

『死神遣いの事件帖-月花奇譚-』 (C)2022 toei-movie-st

清宮 最初は素直じゃなくて、心もなかなか開かないんです。幻士郎と出会うことでキラキラした時間を過ごすことができるんですよね。演じながら、ずっと彼女の幸せを祈っていました。

――演じていて感情移入することも多かったのではないでしょうか。

清宮 多かったですね。とはいえ、順番に撮影しているわけではなかったので、感情の振り幅が多いハナちゃんを演じきるのはとても大変でした。(柴﨑貴行)監督からも、前後のシーンを読み込んでから臨んでほしいと言っていただいたので、そこをしっかりと意識しながら演じていきました。

――ずっとやってみたかったお芝居を映画で実際にやってみて、いかがでしたか?

清宮 全部が難しくて、全部が面白かったです。特に難しかったのは、口に出さない感情を、どう表現するのかというところでした。“ハナ”が黙っているシーンは、それが本心なのか、嘘をついているのか、ちゃんと伝わるように表情に出すのが大変でした。それに、アクションも初めてだったので、お稽古の時点から難しかったのですが、覚える度にどんどん楽しくなってきて、やりがいを感じていました。

――想像よりもハードで驚きました!

清宮 現場にはアクション監督さんがいらっしゃったんですが、お稽古をしていくうちに、“これもできるならやってみて”ということが増えて、いろいろ追加されていったんです。それが認めてもらっているようで嬉しかったですし、どんどんできることが増えて自信に繋がっていきました。実は、私のアクションシーンスタントさんにお願いする予定もあったようなんですが、結局は全部任せてもらえたので、すごく嬉しかったですね。

マジメだよねと言われるけど自分ではその自覚がなくて

――現場の雰囲気はいかがでしたか?

清宮 とっても楽しかったです。続編ということもあり、すでに関係性ができていたからか、スタッフの皆さんも和気あいあいとしていて、チームワークが抜群だったんです。私のことも快く受け入れてくれて、居心地がとても良かったんですよ。撮影はかなり寒い冬だったので、休み時間に焼き芋をしたりしていました(笑)

――焼き芋ですか!?

清宮 そうなんです! お芋をアルミホイルに巻いて、木炭で焼いて、うまくできたものは監督さんにあげていました(笑)。すごく美味しかったですね。あとは、全体の撮影終わりを待っていたときに、スタッフさんがウインナーを買ってきてくれたので、みんなでウインナーを焼いて食べたのがすごく楽しかったですね。

――あはは。とても和気あいあいとした現場だったんですね。ちなみに、監督さんとお話した中で印象的だったことはありましたか?

清宮 撮影中、監督さんからは「もっとこういう気持ちだよ」とか、助言、指導をたくさんしていただいたんです。そのおかげで混乱することも少なかったですし、とても助かりました。自分のお芝居がどう見えているか分からなかったので、はっきりと言葉にして教えていただいたのが嬉しかったです。

――演じ終えて監督さんからなにかコメントをもらいましたか?

清宮 現場では撮影のときくらいしか雑談をしなかったので、すごく不安だったんです。でも、いろんなスタッフさんから、「良かったよ」とおっしゃっていたと聞いて、「そうだったの!?」って驚くことが多かったです(笑)。実は、前作を観たときに、殺陣の迫力はもちろん、物語がすごく深くて、ラストにすごく感動したんです。だからこそ、私が出演したときに、前回のような感動を皆さんにお届けできるか心配だったんです。

――私は前作も観ましたが、今回も泣きました!

清宮 よかった~! それを聞いて安心しました(笑)

――さて、清宮さんは普段、周りからどんな性格だと言われることが多いですか?

清宮 先輩たちからはマジメだよねって言われることが多いんです。私自身、その自覚がないんですよ。でも、しっかり者だよねと言ってもらえると、すごく嬉しくて。なので、いつかは思いっきりマジメな役や、思いっきり自由な役、両極端な役も演じてみたいですね。

――楽しみにしていますね。さて、もうすぐ2023年を迎えますが、どんなことに挑戦してみたいですか?

清宮 グループのお仕事も頑張っていきたいですし、お芝居も続けたいので演技力もつけていきたいです。昔からやりたいなと思っていたのに忙しさを理由になかなか実行に移せていなかったこともあるので、いろんな挑戦をしていきたいですね。

取材・文=吉田可奈
撮影=川野結李歌

<作品情報>
『死神遣いの事件帖-月花奇譚-』

上映中

(C)2022 toei-movie-st

ぴあアプリ限定!

アプリで応募プレゼント

清宮レイ(乃木坂46)のサイン入りチェキを1名様にプレゼント

【応募方法】

1. 「ぴあアプリ」をダウンロードする。

こちらからもダウンロードできます

2. 「ぴあアプリ」をインストールしたら早速応募!

清宮レイ(乃木坂46)


(出典 news.nicovideo.jp)

清宮 レイ(せいみや れい、2003年〈平成15年〉8月1日 - )は、日本のアイドルであり、女性アイドルグループ・乃木坂46のメンバーである。埼玉県出身。身長164 cm。血液型はO型。 2003年(平成15年)8月1日に生まれる。 2018年(平成30年)、坂道合同オーディションを受験し8月1…
19キロバイト (2,334 語) - 2022年12月1日 (木) 10:18


このポジティブなところが評価されてるんですね!!

<このニュースへのネットの反応>