「“ときめき”が人生を彩る!松村沙友理×曽田陵介×美波が語る恋愛の必要性」

松村 沙友理(まつむら さゆり、1992年〈平成4年〉8月27日 - )は、日本のタレント、ファッションモデル、女優であり、女性アイドルグループ・乃木坂46の元メンバー、『CanCam』の元専属モデル、『BAILA』のレギュラーモデルである。大阪府出身。乃木坂46合同会社所属。身長164…
104キロバイト (12,964 語) - 2023年3月20日 (月) 10:34


「でも、恋愛だけで人生が充実するわけではないと思います。自分自身が成長し、学びを得ることも同じくらい大切だと思います。」

●本人は無意識も…現場にみなぎる“座長感”
電子書籍ヒットした漫画を実写化した、フジテレビの動画配信サービスFODドラマ『ショジョ恋。』(21日配信スタート)。美人で仕事もバリバリこなし、誰もが憧れる存在の庄司しょう子(26)が、過去のトラウマから抜け出せず、恋に臆病になっている中で、ひょんなことから“恋家(コイハウス)”という恋活シェアハウスに入居し、男女6人の共同生活を送るストーリーが展開される。

主人公のしょう子を演じるのは、乃木坂46から卒業後、数々のドラマや映画にバラエティでも活躍する松村沙友理。“恋家”に入居する男性を演じる曽田陵介と美波とともにインタビューに応じ、撮影現場の様子や恋愛に対する考え方などを語ってもらった――。

○■コミック実写化プレッシャー

――非常にインパクト強いタイトルドラマですが、オファーを受けたときのご感想から伺えますでしょうか?

曽田:原作も読ませていただいたのですが、奥手で静かめの役が初めてなんです。自分自身とギャップがありすぎて、僕にできるかなと不安だったんですけど、メインキャストということで、撮影自体は楽しみでした。

美波:僕は実写化した作品に出演することが夢だったので、一つの夢をかなえられた瞬間でもありました。原作の月島圭の役柄は、僕と真反対のキャラクターだったので、原作ファンの方々にどうやったら納得してもらえるか、オファーを受けたときからずっと考えていました。

松村:私が演じるしょう子さんは、結構リアルな“あるある”があって、原作を読ませていただいて、共感できるところがたくさんあったんです。だから、そのリアルさをどこまで表現できるかっていうことが難しいと思ったんですけど、現場は監督さんとか女性のスタッフの方が多かったので、皆さんとたくさん話し合いながら作っていけました。

――やはり原作コミックのある作品の実写化で演じることは、プレッシャーもありますか?

美波:そうですね。自分が演じる上で、どうやったらそのキャラクターになれるか、役作りの部分においても、すごくプレッシャーを感じました。

曽田:原作ファンの方が元々いらっしゃって、そこへの期待がありますからね。でも、ドラマならではの生感というか、芝居だからこそ表現できる部分があるんじゃないかと思うので、そこを出していきつつ、原作のキャラクターを守りつつ演じさせてもらいました。

松村:私は元々2次元が好きなので、原作がある作品を演じることにおいての大切さも分かるんですけど、逆に2次元ファンだったからこそ、あんまり実写とイコールにさせないようにして、重く考えすぎないようにしました。原作のしょう子さんも大切にしながら、私が演じることの意味も考えてやらせていただきました……うーーん! ちゃんと答えられてますか?

――大丈夫ですよ(笑)

○■芝居に集中しやすい環境に

――こんな感じで、現場では松村さんがムードメーカーになっている感じですか?

松村:現場では結構しっかりお姉さんなんですけど…

曽田:すごく“座長感”があります。現場も引き締まって、松村さんがいらっしゃると、ちゃんとしようってなりますね。

松村えー? 絶対ウソですよ! 絶対思ってない(笑)

――ご自身の中で“座長”という意識は?

松村:もう全然、「座長!」という人間ではないので、本当にスタッフや共演者の皆さんに引っ張っていただいたっていう感じです。

曽田:でも本当にすごい明るくて、いつもニコニコされていて、現場がピリつくこともないので、芝居に集中しやすい環境にしてくれます。

美波:そうですね。ちょっと自分が暗い気持ちで現場に入ったときも、松村さんに明るく接していただいて、こっちの気分もすごく明るくなるんです。笑顔が絶えない現場でした。

松村:うれしいですね! 私、普段はあんまりコミュニケーションが取れないタイプでして。でも、メインキャストの6人はルームシェアっていう設定もあって、それぞれお話しできる機会も多かったのかなと思います。

――ルームシェアという設定は、演者さん同士の仲も深まりやすいのですか?

松村:ルームシェアの家での撮影が多くて、岡(宏明)くんが“みんなでお話ししようよ”タイプで本当のムードメーカーなので、よく女子とかと集まってしゃべってたんですけど、今思うと2人とも休み時間に全然いなかった気がする…。どこ行ってたんですか?

曽田:トイレとかね。遠かったから。

美波:そうですね。行くのに30分くらいかかるんで。

松村:ウソだ(笑)。でも仲良しでした。

●現実では言わない「あれ、天使が、いる…?」

――予告映像で、松村さんが「私の処女もらってくださーい!」と叫ぶのが衝撃的ですが、劇中の印象的なセリフを挙げるとするといかがですか?

曽田:圭くん(美波)の「あれ、天使が、いる…?」ですね。共同生活をするときのしょう子さんとの初対面ときなんですけど、「そんなこと言う!?」と思って。

松村:現実ではあまり言わないですか?

曽田:言わないですね(笑)。面白いセリフだなと思いました。

美波:僕は自分の役柄のセリフなんですけども、ピュアな恋愛がしたいと悩んでるしょう子さんに「年齢とか、周りがどうとか気にして、自分に呪いをかける必要はないと思いますけど」と言うんです。役柄の年齢は19歳で、一番若いのに達観した大人なセリフを言うなと思って印象的です。これも自分じゃ言わないですね(笑)

松村:私は、田中(曽田)を「恋家(コイハウス)」に誘うシーンがあるんですけど、そこで今までの自分を告白して、「ほんとの気持ちを押し殺して…前を向いたフリをして生きるのは、もう嫌なんです」って言うんです。しょう子さんの本当の思いを見せた、好きな場面ですね。

○■恋愛は自分が成長できるもの

――最近は恋愛に興味がなかったり、経験の少ない人が多くなっているという話もありますが、ご自身の周囲を見て、そうした現象を感じることはありますか?

松村:私はめっちゃ感じます。みんな全然恋愛してないなって思いますね。私の周りは女の子ばっかりなので、それこそしょう子さんみたいに「仕事を頑張りたい」っていう子が増えてると思います。恋愛に興味がないというより、仕事をバリバリやりたいという子が多いですね。

――こういう作品に参加して、改めて恋愛の大切さというか、必要なものだと感じる部分もありますか?

美波:やっぱり恋愛は、自分が成長できるものだなというのを強く感じました。いろんな背景を持っている登場人物たちが変わっていくんですけど、恋愛をして自分を見直すことによって、すごく成長できるんじゃないかなと思います。今まで、恋愛は人を好きになるっていうことだけなのかなって、軽薄な考えだったんですけど、そこはすごく印象が変わりました。

曽田:一番身近な人のことを考えたりすると、やっぱり心が豊かになると思います。一線を引いて関わるより、壁なしに本当に「好きだ」って言える相手がいたら、人として優しくなれるんじゃないかと感じました。

松村:そうですね。人生において“ときめき”っていうのが、すごく大事なことなんだというのを、今回演じてみて改めて思いました。

マルチに活躍も「1つ1つを疎かにしたくない」

――松村さんは今回のようなドラマや映画に、モデルバラエティ、さらにアパレルブランドも立ち上げるなど、マルチに活躍されていますが、どのような意識でいろんなジャンルに挑戦されているのでしょうか?

松村私はアイドル出身なんですけど、アイドルって本当に何でもやる職業なんですよ。だからなのか、今も「あれもこれもやりたいな」って思っちゃって、「これ!」って1つには絞りたくないなと思うんです。その中で、1つ1つのことを疎かにはしたくないという気持ちがありますね。

――例えばバラエティの仕事が演技に生きるとか、演技の仕事がバラエティ生きるとか、そういった効果はありますか?

松村:意外とないと思います。自分自身、1つに根を詰めると、身動きが取れなくなるくらい頭の中が「うーん!」ってなっちゃうタイプなので、いろんなことをバランスよくできているのが、自分にとってもいいのかなと思いながらやってるんです。それぞれのジャンルで、周りから見ていただいたときに「この子はこういうのに強いよね」っていう分野を見つけていけたらいいなと思います。

――でも、現場のムードメーカー的な部分でバラエティスキルを感じるところはありませんか?

美波:もう、めちゃくちゃすごいな!って思いますね。生粋のエンターテイナーというか、本当に太陽みたいな存在です。松村さんがいると周りがすぐ明るくなって、いなくなったらすごく静かになるんですよ。

松村すごい重要やん! うれしい!

曽田:それと、人の話をすごく聞いてくれるんです。たまに止まっちゃうときもあるんですけど(笑)、「ふーん」って流すんじゃなくて、ちゃんと答えようとしてくれるので、とても話しやすいなと思いました。

――やはり、バラエティスキルも生きてたんですね。

松村:たしかに! いろんなことやってて良かったです。気づかせてくれて、ありがとうございます

○■恋愛へのコンプレックス「共感できる部分が大きい」

――では最後に、ドラマの見どころをお願いします。

美波:6人の男女が「恋家」というシェアハウスで同居して関係を築く中で、お互いが持っている考え方とか、価値観とか、行動に触れ合って前向きに成長していく姿を、注目して見ていただければと思います。

曽田:どのキャラクターの人生を追ってみても面白いラブストーリーや葛藤とか、楽しさとかが見られるので、ぜひ“推し”を見つけて楽しんでください。

松村:しょう子さんは恋愛に対してコンプレックスがあるので、その部分に対して皆さん共感できる部分が大きいのではないかと思います。恋模様だけじゃなくて、人間模様もすごく深くて、そこも皆さんにとってすごい共感できるポイントだと思うので、友達とかと見て、みんなで盛り上がってくれたらうれしいなと思います。
(中島優)
画像提供:マイナビニュース


(出典 news.nicovideo.jp)